たいせつなお知らせ

DVD講演会のご案内

2026/05/11

「DVD講演会のご案内」

2月の講演会でお話ししました佐々木正美先生のDVD講演会を行います。

在園の方が講演後お子さんのお迎えに間に合うように、お昼開始としました。

日時 6月11日(木) 12時~13時30分

場所 川崎頌和幼稚園3階礼拝堂

演題 「叱ることのむつかしさ」2013,10/21 佐々木正美教室での講演

 

教会玄関からエレベーター又は階段で3階にいらしてください。

※参加費無料。事前申し込みは不要です。直接どうぞ。

村松真人

 

 

    ~叱ることのむつかしさ~佐々木正美

共に学びませんか

講演時間1:28:34
佐々木先生は自尊心を傷つけてはいけませんと、つねにおっしゃられ
ていました。大好きな人から傷つけられた心は、そのまま放置された
ままだと、一生傷ついたままかもしれません。
◆子どもはほめればほめるほどいい!?
最近は「子どもをほめて育てましょう」という子育てアドバイスが多いですね。お母さん方は、
そのアドバイスのとおり、わが子を叱らないように、できるだけ「ほめて」育てようと一生懸命で
す。思わずカッとなって叱ってしまった日には、自分の子育てに反省しきりで、「子どもをほめ
なきゃ」と、どこか躍起になっている方もいるようです。
ほめることと叱ることは、一見して正反対のことのように思えますが、私はそうではないと思い
ます。ほめ過ぎる、つまり過度にほめることは、その内容にもよりますが、子どもにある特有
のストレスを与えます。
“こうするとほめられる”ということは、“こうしないと叱られる”と、子どもに伝わります。ほめられ
るたびに、子どもは、次もほめられるようにこうしなければと縛られるとすれば、ほめ過ぎるの
は、少しもいいことではありません。
一方、叱ることは、子どもを傷つけるように感じられるかもしれませんが、親が子どものことを
大切に思っていることが、日常生活のなかで、しっかりと子どもに伝わっていれば、決して子
どもを傷つけることにはなりません。自分のことを大切に思ってくれているからこそ、悪いこと
をしたから叱られたんだと、子どもは納得するものです。私たち大人でも、あの人には叱られ
る筋合いはないけど、この人に叱られるのは当然だ、ちゃんと話を聞こうと思うことがありま
す。
ですから、「ほめる」がよくて、「叱る」がよくないということはありません。ほどほどにほめて、
ほどほどに叱るのがいいのですが、みなさん、その頃合いがむずかしいのかもしれません
ね。
◆過剰にほめると過剰に叱るは同じこと
朝日新聞・社会部記者(当時)の塩倉裕さんがまとめた『引きこもる若者たち』(ビレッジセンター
出版局)という本の中に、近所でも評判の恵まれた家庭で育てられてきた母親が、わが子を虐
待した事例があります。この母親は、小さいころから成績がよくて、おけいこごともして、人に
あこがれられる大学に入り、立派な人と結婚した。そうして、生まれた子どもを虐待してしまい
ます。
その母親は「私は自分の母の愛情を感じたことがない。だから、生まれたわが子への愛情の
そそぎ方がわからない」と言います。賢くて、やればできるタイプだった、この母親は、自分が
どういう行動をとると親が悲しみ、怒り、どうするとほめてくれるということを、うんと小さいころ
からわかってしまった。
そして、親が喜んでくれること、悲しまないことを心がけて生きてきたそうです。その結果、勉
強もおけいこもできる子になりました。周りから見ると、“素晴らしい子育て”に見えたでしょうが、
本人は「親の愛情を感じたことがない」のです。
この親子の場合は、子どもが自分の思いどおりのことをしてくれたときには、過度にほめたの
でしょう。そして、思いどおりにならなかったときに、うんと叱った。このように「過剰にほめる」
のと「過剰に叱る」のは同じことで、反対のことではありません。
私が望むような子になってほしいとは、誰しも、思うこと。しかし、その程度や内容が大切なの
です。親の自己愛的な感情に合わせて、ほめたり叱ったりしては、子どもがかわいそうです。
なんでも単純にほめればいいというわけではないことがわかりますね。
『「ほめる」「叱る」がうまくいかないときに読む本』「PART1「ほめる・叱る」がうまくいかない」よ
り抜粋