園だよりから

2025年7月の園だよりから

今年も夏がやってきました!

すでに真夏のような暑さに見舞われて、8月はどれだけの暑さになるのか、考えると憂鬱な気持ちになります。

暑さを変えることはできないけど、気持ちはかえることができる!

暑い夏を如何に楽しく、有意義にすごすか・・・

前向きな気持ちにシフトチェンジしなくては!と思う今日この頃です。

昨夏も連日の熱中症警戒アラートの発動で、夏休みのどんぐりさんはほとんどプール遊びができず、

室内で有り余ったエネルギーを発散するのに、大人たちは様々な工夫をしていました。

この夏も、外に出れないときに、如何に室内での過ごし方を豊かにできるか・・・!?

そんなことを今考えてすごしています!

しかし、 幼稚園のおこさんたちは暑い中でも、それぞれの気の合う人と、あるいは一人でじっくりと、

自分のやりたいこと、したい遊びに夢中になっています。

園に慣れ、環境に慣れてきた分、それぞれの思いがぶつかりあうこと、けんかをしたり、

ちょっぴり意地悪をしたくなる姿もでてきています。

泣いて泣いて、主張して。

譲れないことだってあります。

大人にとってしてほしくないこと、こうしたほうが良いとおもわれることがあると、どうしても、諭したり、

先回りして導いてしまったり。泣いているとつい泣き止ませたくなってしまう。そんなことがあるかと思います。

中学生時代。忘れ物が多い息子に困って、口うるさくなっていた私に、娘が一言。「ママ、言い過ぎ。

ほんとに自分で困らなきゃ、いつまでもなおらないよ!

本当に困ったらいいんだから、ほおっておきな!」

うーん。さすが頌和で育った娘。私はぐうのねも出ませんでした。

でもね、大切なお知らせとか、出さなきゃいけない課題とか・・・

どうするの?!

本当に苦しくて、『掟』をやぶって、一言言ってしまうこともありましたが・・・

もっと早くに「本気で自分でこまらせたらたらよかったんだ」と、実感しました、

忘れ物のたとえは、良いたとえではないかもしれませんが…

どんな経験も体験も、自分でしてこそ!だと思います。

想いが叶わなくて、泣きたいだけ泣くこと!どうしてもゆずれない!

と心を通すこと。おともだちを叩いてしまって気まずい感覚をしること。

叩かれて痛いこと、叩いて痛いこと。

一方的に意地悪をして、大人にしっかり叱られること。

悪いことばかりでなくて、いっぱい、いっぱい悩んで、それでも自分で決めること。

心行くまで満足すること。泣いているときに慰められて嬉しかったこと。

傍にいてもらって安心したこと。

言葉で聞くだけではなくて、体感が大切だなあと感じます。

そして、そうしたお子さんたちの姿を、とにかく「どんなあなたでもすき」と受け止めてくれる人がいること。

まずは親。それから周りにいる人たちみんながそんな思いでいたら、

それだけでその人は幸せな大人になっていくのではないかなと、思っています。

今、頌和にいるおこさんたちみんなが私は大好きで愛おしいなと思います!

我が子にはずっとそんな思いでいられたか?って聞かれたら、

いられていません!親だって人間ですもの!と、そんな自分も受け止めてきました。(笑)

ですから、お母さんが悩んだり、葛藤される気持ちもわかります!

ですから、自分だけだめなのかな?なんては思わないでくださいね。

私もたくさん失敗してきましたが、なんとか二人とも元気に大きくなりました。

言葉ってふしぎで、唱えていると、そうなっていくように思います。

昔の私より、今の私のほうが「どんなあなたでもすき」と言ってあげられているように思います!

「あ~こうすればよかった」と思えたなら、変われるチャンス!まだまだ大丈夫❤

夏休み。暑さは厳しいと思われますが、どうぞおこさんたちと心も体も元気にお過ごしください!

1学期、様々なご理解とご協力ありがとうございました。

2学期もまたよろしくお願いいたします!

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