園だよりから

2023年5月の園だよりから

『自分のカバンは自分で持つよ』

毎日、しょってくる青いカバン
軽いときもあるし、重いときもある
ぼくの、わたしの大事なカバン
おうちまで持ってかえろうね

自分のカバンは自分で待ってねとよく子ども達に話します。
お母様方にもお願いします。お家に着くまでカバンは子どもの責任にまかせてくださいね。
(重たい着替え袋など応援してくださっても良いと思いますが)

どうして自分のカバンを自分でと言い続けているのかと言うことを(普段考えていること)少し書いてみます。
それは小さい青いカバンは、 子どもさんの人生の象徴だと思うからです。
まだまだかわいくて小さいカバン、けれども小学生・中・高とカバンは重く大きくなって行きます。
そうなると持ってあげられなくなります。
物理的に目に見えることばかりでなく、目に見えない心理的なことに通じるものがあると思います。
幼いなりに自分の責任を負って日々、生きていくというスタートが園生活なのでしょう。
小学生・中高生になって、様々な悩みや問題を抱えるかもしれない子ども達。
私ども、大人はどこまで立ち入り、助けてあげられるのでしょうか。
これは自分の領域の問題だとそこで立ち向かっていける力を持って欲しいと切望しています。
日々の園生活が、家庭での生活が子どもの精神的自立を助ける配慮に満ちたものでありたいと願っています。

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以前の副園長が1999年に書いてくださったメッセージです。
『お子さんのカバンは象徴的に自分の人生の荷物なのです。これを人に預けないで自分で持つ。
これは小さい時から体に心にしっかりと身につけ覚えて欲しいと願っています。』

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