園だよりから

2024年7月の園だよりから

梅雨入りして雨の日もあれば、真夏の様な日もあり、季節の移り変わりをお子さんと一緒に感じています。
小さな長靴姿もまたかわいいですね。
お子さん達は今、幼稚園という小さな社会で家庭では出来ない様々な経験をしています。
お友だちと遊ぶことの楽しさ、喜び、また悲しい思い悔しい思いも経験するでしょう。
どの経験も必要です。
大人は共に喜び、そして悲しい気持ちには寄り添う。
見守ることは放任とは違いお子さんの味方でいること。
SOSを見逃さずに、どんな小さな声にも目にも心を寄せてあげることを大切に思っています。

お子さんはいずれ自立していきます。
また自立していけるように大人は丁寧な援助をする必要があります。
何でもやってあげることは「あなたは赤ちゃんのままでいいよ」と言っている様なものです。
子どもの力を信じて待つこと。
自己エンジンがかかるのを待てずに手出し、口出ししていては、せっかくの育ちの時を奪ってしまいます。
また大人は何でも先導しすぎないこと。
取り返しが効く失敗は見守ってあげたいです。
小さなことでも出来たことを認めて褒めてあげること。
成功体験の積み重ねは大きな自信になります。
子どもさんが何か問題行動を起こした時、つい注意ばかり言いがちですが、子どもは悪くない。
子どもに問題はないと思っています。
それは、わが子育ても同じでした。
何かあった時、自分の胸に手を当てていました。私(大人)の対応の問題だと受け止めていました。
保育の中でも同じです。
もちろんやってはいけない事をした時は、しっかり見てその行いのみを短く伝えますが、
子どもさんを否定するような言い方はしません。
本気で向き合うことは、本気で愛して守ることだと私は思っています。
頌和と出会って下さったお一人お一人の子どもさんと今日もまた目を見て話を聴いて、
私が約束を守っていつも子どもの味方でいたいと思います。

もうすぐ夏休みですね。
良い思い出が沢山出来ると良いですね。
どうぞお子さんの時間にじっくり付き合って頂きたいと思います。
大変でもやったことは後で必ず返ってきます。
夏休みもどうぞお元気でお過ごし下さい。

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